子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の定期接種について
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)は、平成25年4月から定期接種となりましが、定期接種開始後より特異的な副反応の報告があり、因果関係なども含め適切な情報が提供できるまで積極的接種勧奨の差し控えの措置となっていました。
この度、厚生労働省の会議にて最新の知見を踏まえ、HPVワクチン接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められ、令和4年4月から積極的接種勧奨が再開されました。
対象
小学校6年生~高校1年生相当の女子
※HPVワクチンの積極的な勧奨の差控えにより定期接種の機会を逃した方を対象に、令和4年度から6年度の3年間に限り、「キャッチアップ接種」を実施しています。詳しくは下記のキャッチアップ接種についてをご覧ください。
枝幸町内で接種をご希望の方
接種場所 | 枝幸町国民健康保険病院 小児科
要予約(予約枠:2人/週) ※接種枠が制限されているため、予約方法等については対象者に順次案内を送付します。 |
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接種費用 | 無料 |
ワクチン種類 | シルガード9(9価) |
接種方法 | 上腕に筋肉注射(2回または3回接種)
※新型コロナワクチンと同じ筋肉注射です。 |
※妊娠または授乳中の方は、基本的には、出産後の授乳を終えてから接種をしましょう ※接種間隔については下記をご覧ください。
町外で接種をご希望の方
進学等の理由で町外の医療機関で接種をご希望の方は事前に下記の手続きが必要です。また、接種費用は一度全額お支払いただく必要があります。費用については、後日申請いただき助成額を償還払いいたします。
※キャッチアップ接種対象者の方は手続きが異なりますので、キャッチアップ接種について:町外で接種をご希望の方をご覧ください。
対象ワクチン
サーバリックス(2価)、ガーダシル(4価)、シルガード9(9価)
※どちらも新型コロナワクチンと同じ「筋肉注射」です。
助成額
2価、4価 1回 15,590円(3回 46,770円)
9価 1回 25,800円(15歳未満 2回 51,600円、15歳以上 3回 77,400円)
事前手続き
①接種する医療機関を決める。
※病院の指定はありません。ご自身でお近くの医療機関に接種可能かお問い合わせください。
②窓口または郵送にて「予防接種実施依頼書交付申請書」を提出してください。
※申請書は窓口にも用意しています
③役場より「予診票」「予防接種依頼書」「予防接種済証」が送付されます。
④医療機関に予約をし、当日③で送付された書類を病院に提出してください。
※費用は一度全額お支払いいただき、領収書は保管をお願いいたします。
⑤医療機関より役場に「予防接種済証」が送付されます。
※医療機関によっては保護者の方に「予防接種済証」が返却される場合があります。その場合は、後日償還払い手続きと合わせて役場窓口に提出してください。
事後手続き(費用の償還払い)
下記の必要書類をご用意いただき、役場窓口または郵送で申請してください。後日助成額を振込口座に償還払いいたします。
※1回ずつ申請していただくことも可能です。
【必要書類】
・予防接種費償還払申請書 ※申請書は窓口にも用意しています
・予防接種の領収書(原本) ※領収書の原本はお返しできませんので、ご了承ください
・助成金の振込先の分かるもの(通帳など)
相談・お問い合わせ先
枝幸町役場保健福祉課保健予防係
電話:0163-62-4658(対応時間:平日 8時30分~17時15分)
子宮頸がんの予防・早期発見のために
子宮頸がん予防ワクチンで全てのHPV感染を予防することはできません。子宮頸がん検診を定期的に受けることで、がんになる過程の異常(異形成)やごく早期のがんを発見し、経過観察や負担の少ない治療につなげることができます。
ワクチン接種を受けた方も、接種を見送った方も、20歳になったら定期的にがん検診を受けましょう。
また、EOS特別番組にて子宮がんをテーマに旭川医科大学の加藤教授にお話しいただきました。こちらもぜひご覧ください。